歯周病と抜歯

歯周病が原因で抜歯せざるを得なくなった状況もあり得ます。

抜歯の判断基準

歯周病治療ではその進行を止めることを目的としますが、初診時にすでに歯周病が大きく進行していて抜歯せざるを得ない場合もあります。また歯周病が大きく進行したために、治療をしても腫れ・排膿を繰り返し炎症のコントロールができない場合にも抜歯を選択することがあります。炎症のコントロールが難しい例に重度の分岐部病変があります。

・すでに根の先まで歯周病が進行し、 治療をしてもぐらぐらで痛くてかめない状態

・分岐部病変などが大きく進行し、 炎症のコントロールができない状態

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症例01

「前歯がぐらぐらで噛めない」との主訴で来院された患者さんです。レントゲンとポケット測定で、根の先まで歯と歯肉の付着がはがれ、骨も吸収していることがわかりました。骨が水平的に大きく再生することはないので、歯周病治療をしても大きな動揺が改善することはないと判断し、患者さんと相談の上抜歯しました。抜いた歯を観察すると、根の先まで歯石が付いていることがわかります。歯周病治療後にインプラントを埋入し、 機能と美しさを回復しています。

治療前 治療後

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症例02

レントゲン写真で向かって左から 2 番目の歯:

動揺が大きく、ポケット測定をすると根の先まで歯と歯肉の付着がはがれていることがわかりました。さらに、歯根と歯根の分かれ目(根分岐部)まで歯周病が進み、前後・横方向に分岐部同士が貫通していることもわかりました。すでに骨の支えを大きく失い、炎症のコントロールの困難な根分岐部病変を抱えた歯であったため、抜歯をしました。抜いた歯を観察すると、根の先まで歯肉の付着を失い、分岐部に歯石が付いていることがわかります。

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症例03

症例 02 と同様に動揺が大きく、ポケット測定をすると根の先まで歯と歯肉の付着がはがれていることがわかりました。すでに骨の支えを大きく失い、炎症のコントロールの困難な根分岐部病変を抱えた歯であったため、抜歯をしました。抜いた歯を観察すると、根の先まで歯石が付いていることがわかります。

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