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Dr.篠田のブログ/ ・インプラント周囲炎

インプラント周囲粘膜炎:周囲組織にやさしいクラウンの設計、素材は?

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 今回ご紹介する症例は、「10年以上前に埋入したインプラント周囲の粘膜が腫れた」とのことで来院された患者さんです。
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 ネジ止め式のクラウン(さし歯)が装着されていたため外してみると、歯ぐきの下(歯肉縁下)にプラーク(歯垢)が付着していました。清掃・研磨して元に戻すと粘膜の炎症はきれいに治まりました。
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 クラウンをネジ止め式にしておくと、今回のような炎症やクラウンの破折が起こった場合に外して対応することができます。また個人的な印象ですが、今回の症例のような金合金でできたクラウンやアバットメント(さし歯の土台)はプラークが付着しやすく、セラミックやチタンでできたものはプラークが付着しにくいように思います。
 以上のことから、インプラントの上部構造はネジ止め式で、歯ぐきに触れる部分はチタンまたはセラミック製のものが良いと考えています。

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インプラント周囲炎の原因、予防、対応:臨床歯科を語る会

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2015073001.jpg 2015 / 7 / 4(土)は臨床歯科を語る会に参加しました。臨床歯科を語る会は歯科臨床の研鑽を目的として1981年に発足し、歯科臨床全般についてディスカッションするという活動を継続してきました。現在の会員は全国各地のスタディー・グループのメンバーを中心に約300名になります。

 分科会「経過から考えるインプラント周囲炎の原因、予防、対応」では、インプラント周囲炎に関する文献のレビューとインプラント周囲炎の症例報告をさせていただきました。
 インプラント周囲炎は天然歯の歯周病のように周囲組織が破壊される病気で、歯周病と類似した原因菌とそれに対する宿主の免疫反応の結果起こります。文献レビューではインプラント周囲炎の原因、治療法、予防についてお話させていただきました。また、症例報告では古いタイプの表面性状のインプラント周囲炎の治療経過について発表しました。


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インプラント周囲炎の予防:ISCT研修会

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。

 2014 / 6 / 13 は港区でご開業の佐藤康則先生の症例発表で、今年9月に開催されるアメリカ歯周病学会で発表予定の「インプラント周囲炎の予防をテーマにしたプレゼンテーションを見せていただきました。

 インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病になることがあります。このインプラントの歯周病のことをインプラント周囲炎と言います。今回のプレゼンテーションで佐藤先生は、インプラント治療後のメインテナンス期間中にインプラント周囲炎が起こらないようにするには、どんな点に注意するべきかを論点に多くの症例を提示されました。

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 インプラント周囲炎は歯周病と同様に細菌が原因となり引き起こされますが、今回はインプラント周囲炎が起こりやすくなる要素について検討されました。具体的には、インプラント本体(フィクスチャー)の表面性状、さし歯(クラウン)の土台(アバットメント)の素材や形態、さし歯(クラウン)を装着する際の接着材の取り残し、過度な咬み合わせの力などについて議論されました。


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歯周病のコントロールとインプラント周囲炎の関係

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。

 2014 / 4 / 4 は論文抄読会でした。ふたつ目の文献は進行の速い歯周病(広汎型侵襲性歯周炎)におけるインプラント治療の経過に関する論文でした。十分にコントロールされていない歯周病の患者さんでインプラント治療をすると、歯周病菌がインプラント周囲に感染しインプラント周囲炎が起こりやすくなることが報告されています。今回の文献は広汎型侵襲性歯周炎という進行が速く、経過の良くない歯周病の患者さんと、健康な人で行われたインプラント治療の経過の違いの報告でした。

 今回の研究では35人の広汎型侵襲性歯周炎の治療を受けた患者さんと18人の健康な人にインプラント治療を行い5〜16年(平均8.25年)経過を観察しました。その結果、インプラントの生存率は健康な人では100%であったのに対し、広汎型侵襲性歯周炎の治療を受けた患者さんでは96%でした。また広汎型侵襲性歯周炎の治療を受けた患者さんでは健康な人よりも、インプラント周囲炎のリスクも高いという結果が出ました。今回の研究では、広汎型侵襲性歯周炎の治療を受けた患者さんは歯周炎のコントロール自体が難しく、天然歯の喪失も続いていました。インプラントの健康のためには歯周病のコントロールが大切であるということが改めて確認されました。


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インプラント周囲炎にならないために:歯周病のメインテナンスとインプラント周囲炎の関係

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2013 / 10 / 4 は論文抄読会でテーマは「歯周病のメインテナンスとインプラント周囲炎の関係でした文献1文献2)。

 歯を失った部位にもう一度歯を取り戻す歯科インプラント(人工歯根)は、虫歯にはなりませんが歯周病になることがあります。このインプラントの歯周病のことをインプラント周囲炎と言います。

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効果的な歯周病治療とメインテナンスが重要

 文献1は歯周病とインプラント周囲炎の関係を調べるため 

①歯周病のない患者グループ

②過去に歯周病で治療を受け6mm以上の歯周ポケットがない患者グループ

③過去に歯周病で治療を受けたが6mm以上の歯周ポケットがある患者グループ の、

5年以上経過観察した合計117本のインプラントの状態を調べた研究でした。その結果、6mm以上の歯周ポケットがある③は①・②に比べインプラント周囲のポケットが深く、周囲骨の吸収も大きいということがわかりました。また②は過去に歯周病であったにも関わらず、①の歯周病のないグループのインプラントと同様に健康でした。つまり、インプラント周囲炎のリスクになるのは「過去に歯周病であったかどうか」ではなく「歯周病のメインテナンスができているかどうか」です。歯周病の既往のある患者さんのインプラント治療においては、効果的な歯周病治療とメインテナンスが重要であると言えます。


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