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Dr.篠田のブログ/ ・歯周外科

日常臨床における再生療法:ISCT研修会

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画像:エムドゲインを用いた歯周再生療法(篠田歯科症例)

 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。

 2017 / 3 / 10 は新宿区でご開業の冨岡栄二先生をお招きして「日常臨床における再生療法 - Back to Basics -」というテーマでご講演いただきました富岡先生は東京医科歯科大学をご卒業後、歯科の研究では世界でトップクラスのスウェーデン イエテボリ大学の歯周病科に留学されています。

 歯周組織の再生療法には骨移植、組織誘導再生療法(GTR法)、成長因子などを含む薬剤を用いるもの(エムドゲイン、リグロスなど)があります。今回のご講演では、歯周再生療法の歴史、それぞれの手法の単独・組み合わせにおける効果の評価、顕微鏡を用いた低侵襲の術式などの文献をまとめてご解説いただきました。

 また後半では、ご自身の再生療法の長期経過症例を数多くご紹介いただき、文献のレビューだけでは得られない実践的な知見もご教示いただき、大変勉強になりました。


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歯肉退縮に対する適切な治療選択:天然歯とインプラント

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しております。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。

 2016 / 11 / 25 は南カリフォルニア大学歯学部歯周病学講座Research Associateの閔成弘先生をお招きして「歯肉退縮に対する適切な治療選択:天然歯とインプラント」というテーマでお話しいただきました。

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画像:左上犬歯のルートカバレッジ症例(篠田歯科)

 歯肉退縮とは、乱暴な歯みがきや歯周病、歯が外側(頬側)に飛び出しているなど様々な理由で歯ぐきが病的に後退した状態のことです。歯肉退縮が起こると歯がしみる、見た目が悪い、みがき残ししやすくなるなどの問題が起こります。

 このため、歯肉退縮の治療として歯みがき指導(優しくみがく)や歯周病治療、歯の位置異常の修正(歯列矯正)、歯肉の外科的修正などを行います。

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画像:YouTube より

 講演では主に天然歯の歯肉退縮の外科的修正、中でもvista technique(動画)という術式について、ご自身で行われている研究を中心にお話しいただきました。切開線が1本だけで、一度に多数歯の歯肉退縮の修正を行う場合に適した術式であるとのことでした。

 またインプラントの歯肉退縮は起こってから修正するのが難しいため、治療計画の時点でインプラントの歯肉退縮を予防することが大切であるとのことでした。インプラントの歯肉退縮のリスク因子について説明され、中でも最大のリスクはインプラントが適正な位置より外側(唇・頬側)に埋入されることだとのことでした。

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 さらに翌々日の11/27には、日本臨床歯周病学会の研修会に参加しました。ここでも特別講演として閔先生の同じ内容の講演を拝聴しましたが、2時間にわたる非常に内容の濃い講演だったため、2回聞いてちょうどいい感じでした。


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後退した歯ぐきをもとに戻す! ルートカバレッジ

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骨誘導再生療法(GBR)とルートカバレッジ(根面被覆治療):ISCT研修会

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2016 / 2 / 12 は症例検討会で私の発表でした

 1つ目のテーマはインプラント治療における骨誘導再生療法(GBR)でした。歯を失った部位に人工歯根を埋入してもう一度歯を取り戻す治療をインプラント治療と言います。歯を失った原因が歯周病や歯根破折などの場合には、インプラント予定部位の骨が吸収してなくなっていることがあります。そうした時に骨移植や再生膜を用いて骨造成する方法を骨誘導再生療法GBR)と言います。

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 今回の発表では西堀歯科に勤務していた当時からの長期経過や、使用する骨移植材や再生膜、術式の変遷などについて報告しました。また、骨誘導再生療法のような外科処置のかわりに抜歯予定の歯を矯正移動(エラプション)させて骨と軟組織を造成し、インプラントを埋入した症例も報告しました。

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 2つ目のテーマはルートカバレッジ(根面被覆治療)でした。ルートカバレッジとは、病的に露出した歯根を外科的な手法で元の状態に戻す治療法です。どちらのテーマも4症例を報告しました。

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 骨誘導再生療法とルートカバレッジのどちらの治療法も歯肉、粘膜の取り扱いなど共通するテクニックがあり術式に関する議論が沢山ありました。また、技術的な改善点に関する指摘も多くいただき、大変勉強になりました。


【関連記事】

骨が足りない部位のインプラント治療:骨誘導再生療法(GBR)

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ルートカバレッジ(根面被覆):ISCT研修会

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画像:左上犬歯のルートカバレッジ症例(篠田歯科)

 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2015 / 11 / 13は症例検討会で西堀歯科の豊田真基先生の発表でした。

 1つ目のテーマは病的に後退した歯ぐきをもとに戻す「ルートカバレッジ」でした。通常、歯肉退縮の診断には「どこまで歯根が露出しているか」と、「両となりの組織がどこまで失われているか」を基準にした「ミラーの分類」が用いられます。

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ミラーの分類:ペリオとインプラントのための審美形成外科より引用 画像を拡大

 豊田先生はミラーの分類で考慮されていない要因として、歯が歯ぐきの土手(歯槽堤)から外に飛び出していて歯根露出している症例や、乱暴な歯みがきで歯ぐきを傷つけて歯根露出している症例を挙げられました。前者は歯列矯正のみで、後者は歯ブラシ指導のみでルートカバレッジを達成した症例を提示されました。

 また、通常の外科的な治療によるルートカバレッジの症例も多数提示され、歯根露出症例治療の成功の秘訣を伝授していただきました。


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歯周外科治療

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2015092203 のコピー.jpg 今回ご紹介するのは通常の歯石取り(基本治療)の後も、歯ぐきの腫れと出血を繰り返した奥歯に歯周外科手術を行った症例です。


歯周外科とは

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SRP後の歯石の除去率( Fleischer ら、 1989 ) (横軸はポケット深さ)

 Fleischer ら(1989)によると、歯根が 2 本以上ある歯(複根歯)の歯石除去(SRP)後、 4 - 6 mmの歯周ポケット内で除去できている歯石は、10 年以上の経験のある歯周病専門医でも27 %、一般開業医では8%にすぎないとのことです。

 つまり深い歯周ポケットでは、歯石除去後も大半の歯石が残っています。歯石除去後も炎症の続く部位において、歯肉を切開し、歯根面の歯石を直接目で見て確認し、これを確実に除去するための手術が歯周外科です。

手術

 歯周病の手術には「歯石を取り除くのみ」の通常の歯周外科と「歯石を取り除き、組織再生を促す」歯周再生療法があります。これらの手術の違いはおおまかに言えば以下の2点です。
①歯周再生療法はうまく行った場合と、そうでない場合で結果にばらつきがある。
②通常の歯周外科と歯周再生療法で結果(付着の獲得)の差は平均すると1mm程である。
以上の点を患者さんにご説明したところ、通常の歯周外科を行うことになりました。
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 歯ぐきを切開して歯根面を確認したところ、根面のくぼみに歯石の取り残しがありました。
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歯石を除去して歯ぐきを縫合しました。

術後経過

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 手術後は歯ぐきの腫れや出血がなくなりました。治療前と5年後のレントゲン写真との比較では、大きな骨欠損が縮小しています。

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