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Dr.篠田のブログ

10月の休診

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10月は以下のとおり休診させていただきます。

10 / 7(水)の診療は16:30までとさせていただきます。研修会に出席します。

10 / 27(火)の診療は18:30までとさせていただきます。歯科医師会に出席します。

10 / 31(土)は午後休診とさせていただきます。歯科医師会に出席します。

日曜、木曜、祝日は休診日です。


【関連記事】

篠田歯科休診カレンダー

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歯周外科治療

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2015092203 のコピー.jpg 今回ご紹介するのは通常の歯石取り(基本治療)の後も、歯ぐきの腫れと出血を繰り返した奥歯に歯周外科手術を行った症例です。


歯周外科とは

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SRP後の歯石の除去率( Fleischer ら、 1989 ) (横軸はポケット深さ)

 Fleischer ら(1989)によると、歯根が 2 本以上ある歯(複根歯)の歯石除去(SRP)後、 4 - 6 mmの歯周ポケット内で除去できている歯石は、10 年以上の経験のある歯周病専門医でも27 %、一般開業医では8%にすぎないとのことです。

 つまり深い歯周ポケットでは、歯石除去後も大半の歯石が残っています。歯石除去後も炎症の続く部位において、歯肉を切開し、歯根面の歯石を直接目で見て確認し、これを確実に除去するための手術が歯周外科です。

手術

 歯周病の手術には「歯石を取り除くのみ」の通常の歯周外科と「歯石を取り除き、組織再生を促す」歯周再生療法があります。これらの手術の違いはおおまかに言えば以下の2点です。
①歯周再生療法はうまく行った場合と、そうでない場合で結果にばらつきがある。
②通常の歯周外科と歯周再生療法で結果(付着の獲得)の差は平均すると1mm程である。
以上の点を患者さんにご説明したところ、通常の歯周外科を行うことになりました。
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 歯ぐきを切開して歯根面を確認したところ、根面のくぼみに歯石の取り残しがありました。
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歯石を除去して歯ぐきを縫合しました。

術後経過

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 手術後は歯ぐきの腫れや出血がなくなりました。治療前と5年後のレントゲン写真との比較では、大きな骨欠損が縮小しています。

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歯周外科 切除療法と再生療法:中野区歯科医師会学術講演会

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 中野区歯科医師会では学術委員会に所属して、学術講演会の企画や準備の仕事をしています。2015 / 9 / 18 は目黒区でご開業の安藤修先生をお招きして、「歯肉弁剥離掻爬郭清術を再考する」というテーマでご講演いただきました。

 今年中野区歯科医師会では「歯周病シリーズ」と題して、合計4回の講演会を開催します。今回は第2回で歯周外科についての講演でした。通常の歯石取り(基本治療)で除去しきれなかった歯石を歯肉を切開して除去し、骨や歯肉を整形する【切除療法】と、歯周病で失われた組織を取り戻す【再生療法】の適応や術式について、多くの症例と文献を挙げながらお話しいただきました。

【関連記事】

歯周再生療法:エムドゲインと人工骨移植の併用

歯周外科治療

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歯根破折が原因の抜歯の割合:スタディグループ救歯会調査

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 私の参加しているスタディグループ救歯会では、会員の診療所で2013年1月から6月の半年間に行われた抜歯の原因を調査しました。抜歯の原因には虫歯、歯周病、歯根破折などがありますが、虫歯、歯周病は適切な歯みがきと定期健診を受診することにより予防できます。ところが、歯根破折を予防することはとても困難です。そこで「良好なメインテナンスが行われている患者さんでは、相対的に歯根破折が原因の抜歯の割合が増加するのではないか?」という仮説を検証しました。

 今回、その調査結果が論文として発表されました。調査期間の半年間に24の診療所で736本が抜歯されました。そのうち、歯根破折が原因だったのは31.7%でした。これは過去の調査結果、4.4%(Chrysanthakopoulos et al. 2011)10.6%(Aida et al. 2006)と比較して高い割合となりました。
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 また歯根破折が原因で抜歯されたもののうち、ほとんど(93.6%)が歯の神経を取ってあり(根管治療済)、さらにその中の82.1%に金属の芯棒(メタルコア、スクリューポスト)が装着されていました。
 歯根破折が起こった歯のほとんどは「神経を取って金属の芯棒を装着していた」ことから、虫歯の予防と神経まで虫歯が進行する前に定期健診で虫歯を見つけることが、歯根破折の予防に必要であると言えます。
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 また、虫歯が重度に進行して芯棒が必要な場合には、金属よりも柔軟で接着材と相性のいいグラスファイバーを用いることにより、歯根破折を減らせるのではないかと考えています。

【関連記事】

ファイバーポストと金属ポストによる微小漏洩の違い

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口腔内スキャニングによるCAD/CAM冠の製作:スタディグループ救歯会サマーセミナー

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 2015年 8/28(金), 29(土), 30(日)は休診させていただき、所属するスタディグループ救歯会のサマーセミナーに参加しました。この研修会では参加者全員の症例発表の他に様々な企画があります。そのひとつとして「歯科臨床におけるデジタルvsアナログ」というテーマで何人かの発表がありました。

 千代田区でご開業の野本秀材先生は「口腔内スキャニングによるCAD/CAM冠の製作」についてお話しされました。通常の歯科修復物は、
【歯型をとる→石膏模型を作る→模型上で修復物の原型を作る→金属(鋳造)やセラミック(焼成)の材料に置き換える】
という工程で作られます。今回の野本先生の発表では、
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【口腔内スキャニング→コンピュータ上で修復物を設計(CAD)→コンピュータ制御で削り出し(CAM)】
と、従来の「型とり」と「模型製作」を行わない方法での修復物の製作を紹介されました。
 現在高精度の口腔内スキャナーは非常に高価ですが、今後の低価格化、さらなる精度の向上により一般に普及していくと思われます。

【関連記事】

3Dプリンター(CAD/CAM)の歯科における応用:材料の収縮をデジタルに補正

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噛み合わせ(顎位)の決定法:スタディグループ救歯会サマーセミナー

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 2015年 8/28(金), 29(土), 30(日)は休診させていただき、所属するスタディグループ救歯会のサマーセミナーに参加しました。今年の統一テーマは「咬頭嵌合位(噛み合わせ)の回復・保持に努めた症例」でした。これは「適正な噛み合わせ(咬頭嵌合位)が失われた症例で、新しい噛み合わせの位置をいかに決めてそれを保持するか」という意味です。参加者全員がこのテーマに沿った症例発表をしました。

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 また今回の統一テーマに沿って「ゴシックアーチとホーレーバイトプレーンの比較」という企画を行いました。ゴシックアーチホーレーバイトプレーンもどちらも上顎に取り付けたマウスピースの平面上で、下顎を自由に滑走できるようにした装置で、噛み合わせ(顎位)の診査を行うことができます。顎位の決定においてこの2種類の装置をどのように使い分けるかについて4症例が提示され、ディスカッションしました。

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