follow us in feedly rss1.jpg twitter1.jpg

Dr.篠田のブログ

インプラント治療における骨誘導再生療法(GBR):露出しても感染の起こりにくい組織再生膜

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014060801.jpg

画像: osteogenics ホームページより

 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2014 / 7 / 25 は六本木ヒルズ西堀歯科の菅野先生の症例発表でテーマは「インプラント治療における骨誘導再生療法(GBR)でした

 インプラント治療においては周囲の骨が大きく吸収し、インプラント埋入の際に骨誘導再生療法(GBR)が必要になることがあります。従来の再生膜は口腔粘膜から露出すると、感染を起こし十分な骨再生が得られませんでした。今回は口腔粘膜で再生膜を覆うのが難しい場合でも、露出したままで組織再生が期待できる再生膜(CYTOPLAST)の症例をいくつか拝見しました。

 従来、口腔粘膜で再生膜を覆うためには広い範囲で粘膜を剥離するため、手術後の大きな腫れや痛みの原因となることがありました。今回の再生膜(CYTOPLAST)により、そうした患者さんにとって骨再生療法がより楽になることが期待できます。治療効果を検証しながら、慎重に導入していきたいと思います。


【関連記事】

骨が足りない部位のインプラント治療:骨誘導再生療法(GBR)

インプラント治療における骨誘導再生療法(GBR):ISCT研修会

インプラント症例 カテゴリの記事

ISCT研修会カテゴリの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

週刊朝日MOOK「いい歯医者2014」に掲載していただきました

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014072004.jpg 週刊朝日MOOK「いい歯医者2014」に歯周病専門医療機関として当院を掲載していただきました。



このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

チタン−ジルコニア合金インプラントと純チタンインプラントの比較:ISCT研修会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2014 / 7 / 18 は論文抄読会でテーマは「チタン−ジルコニア合金インプラントと純チタンインプラントの比較でした文献)。

 歯科インプラントの埋入部位は、以前に存在した歯が歯周病に罹患していたり破折していた場合、大きく骨吸収していることがしばしばあります。骨幅が減少している場合には、①骨誘導再生療法(GBR)を行い骨幅を増やして、通常の太さのインプラントを埋入する ②骨幅はそのままで、細いインプラントを埋入する という選択肢があります。細いインプラントを選択した場合、インプラントの強度不足による破折が問題になります。こういった問題を解決するため、従来の純チタンインプラントよりも強度の高いチタン−ジルコニア合金インプラントが開発されました。

2014072003.jpg

画像:Benicら 2013

 今回の文献は3.3mmの太さのチタン−ジルコニア合金インプラント20本と4.1mmの純チタンインプラント20本の1年間の経過の比較をした研究でした。結果はインプラント周囲の骨吸収、臨床所見などに差はありませんでした。

 チタン−ジルコニア合金インプラントついて気になるのは ①純チタンインプラントと同様に骨と結合するのか? ②細いインプラントでも十分な強度があるのか? の2点です。①については、初期の骨結合は良好のようです。②について、インプラントの破折が起こるのは埋入から数年経ってからのことが多いので、1年間の結果だけでは強度について十分な根拠とは言えません。今後、長期の経過観察の結果を期待したいと思います。


【関連記事】

骨が足りない部位のインプラント治療:骨誘導再生療法(GBR)

サイナスリフト(上顎洞への骨移植)



オールセラミッククラウン(ジルコニアセラミッククラウン)臼歯部インプラント症例

オールセラミッククラウン(ジルコニアセラミッククラウン)前歯部インプラント症例

オールジルコニアクラウンとジルコニアセラミッククラウン:インプラント症例


インプラント症例 カテゴリの記事

ISCT研修会カテゴリの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

インプラントと咬み合う歯(対合歯)は、寿命が短い?:スタディグループ救歯会調査

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014072001.jpg 歯科インプラントは咬み合わせを支える力が強いため、これと咬み合う歯(対合歯)に強い力がかかり、対合歯の破折や歯周病の進行を加速する要因(咬合性外傷)を引き起こすのではないか? という疑問が持たれてきました。


 「インプラントは対合歯の喪失のリスクファクターになるか?」を検証するため、私が所属するスタディーグループ救歯会の吉野浩一先生が会員からデータを集めて分析した結果アメリカインプラント学会の学会誌(JOMI)に発表されました。

 383人の患者さんの平均72ヶ月間の経過を調べた結果、上の写真のようなインプラントの対合歯とその対照歯を比較して、観察期間内の歯の喪失数に差はありませんでした。「インプラントは対合歯の喪失のリスクファクターではない」という結論が出ました。
2014072002.jpg

 天然歯はその歯根と歯を支える骨(歯槽骨)の間にクッション(歯根膜)と圧力を感じるセンサーを持ちます。これに対してインプラント表面は骨と直接結合していて、クッション(歯根膜)も圧力を感じるセンサーも無いため、対合歯に悪影響を及ぼすのではないかと考えられてきました。ところが今回の研究から、そうでは無いことが分かりました。これは、対合歯の持つクッション(歯根膜)と圧力を感じるセンサーが機能しているせいかもしれません。

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

睡眠時無呼吸症候群の治療におけるスリープスプリント製作のコツ:東京医科歯科大学歯科同窓会中野支部講演会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014071101.jpg

 東京医科歯科大学歯科同窓会中野支部では学術委員として、学術講演会の企画や準備の仕事をしています。2014 / 7 / 8 は多摩北部医療センターの臼田頌先生をお招きして、「睡眠時無呼吸症候群の治療におけるスリープスプリント製作のコツ」というテーマでご講演いただきました。

 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気です。スリープスプリントとは、睡眠時無呼吸症候群の歯科的な治療器具で、睡眠時に着用して下顎を前進させた状態を固定することにより、上気道の閉塞を防ぐ効果があります(Wikipediaより)。

 講演では従来のスリープスプリントをかなり改良した、「臼田式スリープスプリント」を紹介されました。また、上下のマウスピースを固定する際のコツの解説など非常に実践的な内容の講演でした。

 今回の講演会では中野区医師会から田中佐和子先生、熊埜御堂浩先生にもご参加いただき、医科的な立場からのご意見・質問やアドバイスをいただきました。睡眠時無呼吸症候群におけるスリープスプリント治療は医科歯科連携で行うものであるだけに、非常に有意義な講演会になりました。


【関連記事】

いびきは悲鳴です! 閉塞型睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)に対する歯科の役割

全身疾患を有する患者への歯科治療:東京医科歯科大学歯科同窓会臨床懇話会

大学病院でのインプラント治療の現状:東京医科歯科大学歯科同窓会臨床懇話会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

口腔内スキャナーを使った修復物の製作:ISCT研修会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014071001.jpg 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2014 / 7 / 4 は歯科技工所「協和デンタルラボラトリー」代表の木村健二さんをお迎えして「歯科医療におけるデジタル技術の応用」についてお話しいただきました。


 2つ目のテーマは「口腔内スキャナーを使った補綴物の製作」でした。従来、歯科医院でつめ物やさし歯を作る際には粘土のようなもの(印象材)で型を取り、そこに石膏を流し込んで歯の模型を作り、この石膏模型上で修復物の製作を行ってきました。

 ところが現在、口腔内スキャナーを使ってお口の中をスキャンして3次元的な形態と歯の色を読み込む技術が進歩しています。この方法では、歯科診療所で口腔内をスキャンしてそのデータを技工所に送ると、技工士さんはコンピュータ上で修復物を設計し、3Dプリンターで製作します。当日は協和デンタルの口腔内スキャナーを使って、口腔内スキャンを実演していただきました。写真手前の銃の形のスキャナーで取り込んだ立体像がスクリーンに写っています。

 多数の歯を連結したかぶせ物を金属で作る場合、金属の熱膨張や石膏硬化時の膨張などで、精密に適合させることが難しくなります。「口腔内スキャナーを使った補綴物の製作」には膨張や収縮がないので、理論的には従来の方法よりも精密な修復物の製作が可能になります。口腔内スキャナーと3Dプリンター(またはセラミックや金属を削り出す機器)の精度が今よりも向上し安価になると、将来はすべて口腔内スキャナーを使って修復物を製作することになるのかもしれません。

【関連記事】

3Dプリンター(CAD/CAM)の歯科における応用:材料の収縮をデジタルに補正

ガイデッドサージェリー (Guided Surgery)

インプラントカテゴリの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

インプラント治療におけるガイデッドサージェリー:ISCT研修会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2014 / 7 / 4 は歯科技工所「協和デンタルラボラトリー」代表の木村健二さんをお迎えして「歯科医療におけるデジタル技術の応用」についてお話しいただきました。

2014070607.jpg

 1つ目のテーマは「インプラント治療におけるガイデッドサージェリー」。協和デンタルラボラトリーでは、コンピュータ上で設計し3Dプリンターで製作する方法(CAD/CAM)で、手術時にインプラントの埋入位置を決めるマウスピース(サージカルガイド)をすでに数百症例で製作しているそうです。

従来のサージカルガイドの製作

 従来のサージカルガイドの製作では、予定している歯の形態をしたマウスピースを作り

2014070603.jpg

インプラント埋入予定位置にX線造影性の目印を付けて

2014070604.jpg

マウスピースを装着した状態でCTスキャンを撮影し

2014070605.jpg

CTスキャン上のX線造影性の目印と骨の関係を確認して、インプラントの埋入位置と方向を決め

2014070612.jpg

CTスキャン撮影時のマウスピースを改造してインプラント埋入手術時のサージカルガイドとします。

2014070606.jpg

従来のサージカルガイドはインプラント埋入位置の目安で、最終的な埋入位置と方向は手術時に骨を見ながら決めます。

2014070615.jpg

新しいガイデッドサージェリー

 ところが新しいガイデッドサージェリーでは、CTスキャンのデータを元にコンピュータ上でインプラントの埋入位置と方向をシュミレーションして

2014070608.jpg

コンピュータ上でサージカルガイドを設計し3Dプリンターで製作します(CAD/CAM)

2014070610.jpg

このサージカルガイドは非常に精密で、インプラントの埋入位置と方向を厳密に決めます。

2014070611.jpg

画像:ストローマン社ホームページより


 通常の症例は従来の方法で問題なく治療できますが、多くの本数のインプラントを平行に埋入する必要のある症例や、骨の幅が限られていて厳密な位置に埋入する必要がある場合、歯ぐきを切開しないでインプラントを埋入する場合に新しいガイデッドサージェリーは有効であると感じました。


【関連記事】

3Dプリンター(CAD/CAM)の歯科における応用:材料の収縮をデジタルに補正

ガイデッドサージェリー (Guided Surgery)

インプラントカテゴリの記事

ISCT研修会カテゴリの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

すれ違い咬合の義歯治療:2014 臨床歯科を語る会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014070601.jpg 2014 / 7 / 4, 5, 6 は、全国の歯科臨床家のスタディグループが集まる、「臨床歯科を語る会」が開催されました。最終日の全体会は「パーシャルデンチャーのプロビジョナルレストレーション」というテーマでした。部分入れ歯(パーシャルデンチャー)を製作する過程で仮義歯(プロビジョナルレストレーション)を製作しますが、それを最終義歯の製作にどう役立てるかについて3人の演者が症例を発表しました。


 3人の症例はすべて、上下の歯が互い違いに欠損していて咬み合わない「すれ違い咬合」の症例でした。「すれ違い咬合」は歯と歯が咬み合わせを支える部分が無いため義歯が歯ぐきに沈み込み、部分入れ歯の中で最も難しい症例です。発表者はこの難症例において仮義歯(プロビジョナルレストレーション)を製作、調整する過程で問題点を見つけ出し、1つ1つ解決して、最終義歯の製作の参考にしていました。

 インプラントを埋入することで咬み合わせを支える部分を作り、「すれ違い咬合」を解消することもできますが、発表された症例は骨吸収していたり、服用している薬剤の関係でインプラント治療ができませんでした。今回は多くの「すれ違い咬合」症例を拝見し、今後の自身の治療の参考にすることができました。

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 

口腔がんの早期発見のために、定期的な歯科健診を:中野区歯科医師会学術講演会

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット


2014062901.jpg

 中野区歯科医師会では学術委員会に所属して、学術講演会の企画や準備の仕事をしています。2014 / 6 / 27 は東京医科歯科大学名誉教授の小村健先生をお招きして、「口腔がん 診断と治療の現況とその課題」というテーマでご講演いただきました。

 日本において口腔がんは年間10万人に6人の割合で発生するため、人口30万人の中野区では年間18人の患者さんが罹患する計算になります。我々、街の歯科医はできるだけ多くの患者さんに定期健診に来ていただき、早期に口腔がんを見つけて専門医療機関に紹介する必要があるとのことでした。

 講演では前がん病変である、白板症、紅板症、扁平苔癬やさまざまな口腔がんの病態写真を拝見しました。また、手術、放射線、化学療法を併用した実際の口腔がん治療の多くの症例が紹介されました。


【関連記事】

口内炎と間違えやすい:口腔がんについて

口腔・咽頭がんと口腔衛生の関係:米国全国健康・栄養調査

繰り返す口内炎、放置は禁物 重病が潜む危険も:日本経済新聞

歯が痛い! 5つの原因と治療法

歯ぐきが腫れた!:3つの原因と治療法

歯ぐきに「おでき」はありませんか? フィステルの3つの原因と治療法

予防歯科・定期検診カテゴリの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加 歯科クチコミサイト・デンターネット
 

Related Posts with Thumbnails

ページの上部へ

 
RSS登録はこちらからどうぞ
rss1.jpg
歯周病治療ガイド