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特殊な歯周病に対する抗菌薬の使用の効果

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2013 / 11 / 15 は論文抄読会でテーマは「侵襲性歯周炎に対する非外科治療でした文献1文献2)。

 侵襲性歯周炎とは全身的には健康なのに急速に進行してしまう歯周病のことです。文献1は侵襲性歯周炎の患者さんで歯根面の清掃を行い、その際に抗菌薬を併用した場合と併用しなかった場合の治療結果を比較した6つの無作為化比較試験を、まとめて統計学的に評価(メタアナリシス)したシステマティックレビュー論文でした。結果は非外科的根面清掃に抗菌薬を併用した場合の方が、併用しなかった場合よりも歯周ポケットがより浅くなり、歯周組織の歯に対する付着もより多く獲得できたというものでした。

 通常の歯周病(慢性歯周炎)の治療でルーティンに抗菌薬を用いることは推奨されませんが、侵襲性歯周炎のような特殊で治りにくいことが予想される歯周炎の場合には、抗菌薬を併用することもひとつの選択肢のようです。ただし抗菌薬併用・併用なしグループ間の、歯周ポケットや組織付着の変化の値の差は0.5mm前後と非常に小さいものなので、統計学的に有意な差でも、治療効果として意味のある差と言えるかどうかは意見の別れるところかもしれません。


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カテゴリー:【歯周病】, ・歯周基本治療, 【学会・スタディーグループ】, ・ISCT研修会  日時:2013年11月28日

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