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Dr.篠田のブログ

重度歯周病と間違えやすい 歯肉の扁平上皮がん

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加しており、隔週で症例検討会と論文抄読会をしています。このため金曜の診療は18:00までとさせていただいております。2013 / 4 / 19 は論文抄読会でテーマは「口腔がんでした

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 扁平上皮がんは、口腔内で最も頻繁に見られるがんです。歯肉の扁平上皮がんの特徴は歯の周囲の骨の吸収と紅斑です。このため歯肉の扁平上皮がんは、しばしば進行した歯周病のような所見を示します。今回の文献は、局所的に進行した歯周病のように見えた大臼歯の抜歯後に、歯肉の扁平上皮がんと診断された症例報告でした。

 患者さんは61歳の男性で上顎左側の疼痛が主訴でした。上顎左側の大臼歯に骨吸収と歯周膿瘍が見られ、歯周病の診断により抜歯されました。ところが3ヶ月後、抜歯部で急速に外側に軟組織の過形成が見られました。生検の結果扁平上皮がんと分かり、上顎左側の部分切除と皮膚移植が行われました。手術から2年後、再発はなく経過しているとのことでした。

 歯肉の扁平上皮がんは歯周病と間違われやすいために、一般的に抜歯後に発見されるようです。このため、われわれ歯科医は慎重に診断することと、抜歯をした場合も経過を追うことが必要だとのことでした。

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カテゴリー:【歯の知恵袋】, 【歯周病】, 【学会・スタディーグループ】, ・ISCT研修会  日時:2013年4月21日

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