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Dr.篠田のブログ

歯周治療のリスクマネジメント

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2012092301.jpg 2012 / 9 / 23 は、日本歯周病学会の学術大会に参加しました。今回のテーマは「歯周治療のリスクマネジメント」ということで、多くの発表がありました。

 大会の最後は専門医教育講演で、明海大学の林丈一朗先生の「天然歯およびインプラント周囲のティッシュマネジメントを考える」という講演でした。歯肉移植や骨移植など様々な歯周外科のテクニックを用いて、健康な状態が長持ちするように天然歯やインプラント周囲の環境を整えた症例を数多く紹介されていました。天然歯やインプラント周囲には固く動かない歯肉(角化歯肉)が必要か?という命題についても臨床家の立場から積極的に角化歯肉を確保するとのことで、非常に共感出来る内容でした。

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インプラントの失敗症例から考えるリスクマネージメント

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 中野区歯科医師会では学術部に所属して、学術講演会の企画や準備の仕事をしています。2012 / 9 / 14 は東京歯科大学インプラント科長の関根秀志先生をお招きして、「インプラントの失敗症例から考えるリスクマネージメント」というテーマでご講演いただきました。
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 インプラント治療における失敗の中でも「施術直後の偶発症」と「治療後の経過中の偶発症」に分けてお話いただきました。「施術直後の偶発症」ではインプラント手術における事故の例とその頻度や原因の分析、「治療後の経過中の偶発症」ではインプラントの破折やインプラント周囲炎の症例についてお話いただきました。インプラント手術における事故は確率は低いが起こりうるものだということを常に意識して、万全の準備をして臨まなければならないことを改めて認識しました。

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自家歯牙移植:複根歯の分割移植

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 以前に、「私の所属しているスタディーグループ救歯会の会員から集めた自家歯牙移植のデータが論文としてまとめられ、Journal of Oral Rehabilitationに掲載されました。」という記事を書かせていただきました。救歯会会員の吉野浩一先生が会員からアンケートをとって、1990年から2010年に行われた614本の自家歯牙移植について分析されたものです。この調査からの第3報目Journal of Oral Rehabilitationに掲載されました。

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吉野ら 2012 より

 今回の文献は、歯根が複数ある上顎の大臼歯をそのまま移植した場合と、歯根を分割して移植した場合の生存率の比較をしたものでした。歯根が複数ある歯は抜歯する時に表面の歯根膜が傷つきやすく移植には向かないと考えられています。このため、移植時に歯根を分割して単根にすることにより、生存率が改善するかを分析しました。歯根分割した35本の歯と分割していない22本を比較したところ、歯牙移植10年後の生存率はそれぞれ77·1%と63·6% でした。複根歯を分割移植した方が生存率は高くなっていますが、統計学的な有意差はありませんでした。

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Bite collapse(臼歯部咬合崩壊)

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 毎週金曜日は、以前に私が勤務していた西堀歯科の勉強会 ISCT研修会に参加させていただいています。隔週で症例検討会と論文抄読会をしております。2012/9/7は、9/29からロスアンゼルスで開催されるアメリカ歯周病学会で発表する武内先生の講演の予演会でした。

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 テーマは「Bite collapse(臼歯部咬合崩壊)の治療」 重度に歯周病が進行すると奥歯がかみ合わせを支えきれなくなり、病的な移動を始めます。その結果の歯並びの崩れた状態をBite collapse(臼歯部咬合崩壊)と言います。こうした場合、歯周病の炎症のコントロールだけでなく、崩れた歯並びの矯正や失った歯の補綴(ブリッジ、インプラント、義歯などで歯を補う治療)が必要となることがあります。武内先生はBite collapse(臼歯部咬合崩壊)の治療の3症例を挙げ、インプラントを用いた場合と用いない場合の比較をしながら、重度歯周病の症例におけるインプラント治療の利点と注意点をまとめていました。

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自家歯牙移植:リスクファクター

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 以前に、「私の所属しているスタディーグループ救歯会の会員から集めた自家歯牙移植のデータが論文としてまとめられ、Journal of Oral Rehabilitationに掲載されました。」という記事を書かせていただきました。救歯会会員の吉野浩一先生が会員からアンケートをとって、1990年から2010年に行われた614本の自家歯牙移植について分析されたものです。この調査からの第2報目Journal of Oral Rehabilitationに掲載されました。

 今回の文献は、男性の親知らずの移植の際のリスクファクターについての報告でした。上記調査の中から171人の男性の183本の親知らずの移植について調べたところ、5年後の生存率は86.0%、10年後は59.1%、15年後は28.0%でした。残存歯数が24本以下、移植部位で以前の歯を失った理由が歯周病だった場合に、移植歯の生存率が低くなることがわかりました。

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インプラント支台を用いたコーヌスクローネ義歯

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 毎月第一水曜日(時々変更があります)はスタディーグループ救歯会の例会に参加しております。月1回、分野を限らず包括的な歯科医療の症例検討会をしています。当日の診療は4:30までとなりますので、患者様にはご迷惑をおかけいたします。

 2012/9/5は、

1) 長い中間欠損への対応が必要な歯周炎の一症例

2) 咬合力の強い欠損歯列症例の術後経過

3) 下顎遊離端欠損にコーヌスクローネ義歯を用いた一症例

というテーマで3人の演者が症例発表をしました。

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コーヌスクローネ義歯支台

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コーヌスクローネ義歯 装着時

 3人の演者とも下顎の奥歯がなくコーヌスクローネ義歯を装着した症例でした。また発表の1)と2)は義歯の支台にインプラントを用いた症例でした。コーヌスクローネ義歯は支台に非常に強固な負担を求めるため、インプラントを支台として用いることが可能かどうか疑問視されてきました。ところが最近救歯会では、多くの臨床例でコーヌスクローネ義歯の支台にインプラントが用いられ、良好な経過が報告されています。

 下顎の奥歯がない(遊離端欠損)症例では痛くなく咬める義歯を作るのが難しく、前方の支台歯への負担も大きいため支台歯が割れてしまうこともあります。そうした義歯の難症例で奥歯の支台として少数のインプラントを効果的に利用した症例発表が、大変参考になりました。

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